手術後8日目。
待ちに待った退院日がやってきました。
朝食を食べてから、すぐにお風呂&ジェットバスへ向かいました。
室内へ入ると、スタッフの皆さんから声を掛けられました。
スタッフさん 「 ○○さん、今日で最後ですよね。 」
自分 「 え? 」
自分 「 そうなんです。 じつは今日で退院なんです。 」
スタッフさん 「 おめでとうございます。 無事に退院できてよかったですね。 」
自分 「 ありがとうございます! 短い間でしたがお世話になりました。 」
ジェットバスには毎日通っていましたが、たかだか30分程度の短い時間です。
それでも顔を覚えていただき、快く声を掛けてくださるその姿勢に感心してしまいました。
医師や看護師さんだけでなく、スタッフの方々にも院内ルール、情報共有が徹底されているのでしょう。
まさに「 オール松島病院! 」です。
気分よくジェットバスを堪能することができました。
最後の午前回診は、退院診察という形で、病床ではなく4階の診察室で行われます。
病室へ戻ってからベッドの身の回りを整理整頓しつつ、看護師さんからお声が掛かるのを待ちます。
松島病院・総院長の退院診察
しばらくすると、看護師さんからお声が掛かりました。
4階へ行くと、すでに待合椅子に2 ~ 3人の患者さんが座っています。
退院診察は一人当たり、5 ~ 10分程度で終わっているようで、早々に自分の番が回ってきました。
診察室に入ると、びっくりしました。
松島病院・総院長の松島先生の診察だったからです。
時折、松島病院のホームページやドクターズファイル等で顔写真を確認していましたが、いざ目の前にすると「 おぉ~ 」とテンションが上がる感じです。
松島先生の第一印象ですが、トップに立つ人が持つ独特の威厳、品格というのでしょうか。
とてもオーラに満ち溢れている感じの先生でした。
松島先生 「 身体は正常な状態に戻しました。 」
松島先生 「 下痢を起こしやすいのであれば、根本となる原因を改善しなければなりません。 」
松島先生 「 体質を改善していかないと、1ヵ月もたたないうちに、また入院することになります。 」
食生活やお酒の飲み方のことなど、今後改善していかなければならないであろうことを的確にアドバイスしていただきました。
気が付くと、松島先生のオーラに圧倒されて聞き入っていました。
もうすぐ退院できると浮かれていましたが、一気に身が引き締まる思いでした。
身が引き締まる。。。
あえて厳しいことを言うことで再発を防ぐ。
松島先生は、それが狙いだったのかもしれません。
他の患者さんに比べると、かなり長い時間( 20分程度 )診察を受けていた気がします。
最後の退院診察は、まさに説法というような形で幕を閉じました。
別れの挨拶
無事に退院診察が終わり、5階の病室へ戻ってきました。
私服に着替えてから帰り支度をしていると、お隣りさんから声を掛けられました。
お隣さん 「 とうとう退院ですね。 」
自分 「 ありがとうございます! ○○さんには大変お世話になりました。 」
お隣さん 「 いえいえ。こちらこそ。 」
お隣さん 「 じつは退院日が早まりまして、私もあと少しで退院できそうです。 」
自分 「 それは良かったですね! どうぞお大事になさってください。」
このお隣りさんは、「 切れ痔と肛門狭窄で計4か所の手術【 手術後( 翌日 ) 】 」で紹介した御歳80になる患者さんです。
患者さんの中では、唯一気軽に話せる方だったので、このお別れにはとても感慨深いものがありました。
( 連絡先ぐらい聞いておけばよかったと少し後悔しています。 )
さあ、いよいよ退院です。
長いようで短かった入院生活もこれで終わりです。
今日の天気のように晴々と、そして清々しい気分で病院をあとにすることができました。
おわりに
約1年弱にわたり「 切れ痔と肛門狭窄で計4か所の手術 」の体験談を書いてまいりました。
ITやWEBに関する情報を発信するためのブログでしたが、気がつけば、おしりブログと化しておりました。
とは言うものの、いつのまにやら月間ページビュー数が1万PVを超えるようになり、おしりブログも少しは皆さまのお役に立てているのかなと考える次第です。
インターネット上には、痔の入院体験談に関する情報が、数多く存在すると思いますが、退院後の情報については、意外と少ない印象があります。
当ブログでも、退院後の生活についても触れていきたいと思いますので、もう少しだけお付き合いいただけますと幸いです。
【 退院後( 1週間目 ) 】へ つづく