手術後3日目。
早朝にトイレへ行き排便を済ませましたが、とくに痛みはなく、おしりの具合は順調です。
朝食後、すぐに2階のお風呂へ行きます。
ジェットバスに程よく浸かり、身も心もリフレッシュさせます。
一般病床は、回診の先生が来るまでに割と時間があるので、朝食後、お風呂に入る時間を確保できます。
朝一番でお風呂に入れるので、とても気分が良いです。
おしりの患部も清潔な状態で診察してもらえるので、朝一のお風呂はおすすめです。
本日の回診は、自分の執刀医の先生でした。
先生 「 傷口は順調ですね。痛みの方はどうですか。 」
自分 「 おかげさまで、ほとんど痛みはありません。 」
先生 「 少し排便の回数が多いようなので、整腸剤を増やしましょう。 」
自分 「 はい。ありがとうございます。 」
手術後3日目も、とくに問題無く診察は終わりました。
回診時は、周りの患者さんと先生の会話が聞こえてきます。
傷口の状態、おしりの痛み、便の量、痛み止めを飲んだ回数、座浴の回数、退院日のこと等々、参考になる話が盛りだくさんです。
病室には、退院の近い患者さんがいますが、まだ痛み止めを飲んでいるようです。
「 大変だな。。。今のところ、自分は痛み止めを飲まないで大丈夫そうかな。。。 」と考えつつ、どこか他人事のように周囲の話を聞いていました。
2つの症状
手術をしてから順調に回復していると思われましたが、3日目の午後辺りから、2つの不安を感じはじめていました。
「 排便後、しばらくしてからくる痛み 」と「 突然、肛門がギュッと閉まる症状 」の2つの症状が出はじめていたからです。
排便後、しばらくしてからくる痛み
排便時は、とくに痛みはないのですが、トイレから戻りベッドで横になっていると、肛門が少しずつ痛くなるようになりました。
痛みを言葉で表現するのは難しいですが、「 シクシク 」 → 「 ジンジン 」 → 「 ギリギリ 」と段々と痛みが増してくる感じです。
手術後の深夜の苦痛に比べれば全然大したことはありません。
ですが、無理にやせ我慢する必要もありません。
我慢できない痛みではありませんでしたが、はじめて痛み止めの薬を飲むことにしました。
薬を飲んでから、30分くらいすると痛みはほとんど無くなりました。
これ以降、排便後に痛みが出はじめたら、すぐに痛み止めの薬を飲むようにしました。
ちなみに入院中は、1日1~2回程度、痛み止めの薬を飲んでいました。
退院後も2~3日程度は、痛み止めを飲んでいましたが、その後はまったく飲まないで大丈夫でした。
突然、肛門がギュッと閉まる症状
肛門は、排便直後やくしゃみをした時など、筋肉が収縮することで痛みが強くなります。
時には無意識に肛門が収縮し、痛みが出ることもあります。
自分の場合も同じで、無意識に肛門がギュッと閉まることが度々ありました。
はじめて症状が出たのは、ベットで横になっている時でした。
とくに痛みはありませんでしたが、何となく違和感がありました。
その後、何度か肛門のギュッがきましたが、何の前触れもなく突然やってくるので、気持ち悪い感覚でした。
一番嫌なのは、就寝中に肛門がギュッとする時でした。
真夜中、びっくりして目覚めることが何度かありました。
この肛門のギュッは、本当に突発的なので怖くて仕方ありませんでした。
少し話はそれますが。。。
小学生の頃、友達同士でカンチョーの不意打ち攻撃が流行った時期がありました( 男の子なら大概経験があるかと思います )。
不意打ちを食らうと、痛みと衝撃でびっくりして飛び上がります。
例えて言うならば、「 肛門がギュッと閉まる痛み 」はそんな感じです。。。
一生この症状が続いたらどうしようと不安になりましたが、退院する頃にはいつのまにか消えて無くなっていました。
手術後3日目から痛みが出る
手術当日はさておき、3日目にして痛みや肛門ギュッの症状が出てきてしまいました。
物事そううまく行かないものだな。。。
と思いましたが、当然と言えば、当然のことなのです。
手術後は、朝昼晩と食物繊維たっぷりの食事をしている訳ですから、立派な排泄物が出ます。
毎回、その立派なモノが傷口を通る訳ですから、大なり小なりの痛みはあって当然です。
傷口は順調に回復しています。
病院内をだいぶ歩けるようになりました。
短時間ですが、円座にも座れるようになりました。
多少の痛みはありますが。。。順調です。
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